恋
先週の土曜日に、市立図書館に行ってきました。

図書館の周りに植えられた桜の木が、たくさんの花を咲かせていてキレイ♡

今回は、借りていた本三冊を返しに行ったのですが、その中の一冊がこれ↑
小池真理子の直木賞受賞作品「恋」。
いつも様々な良書をご紹介してくれるNao☆さんのブログを読んで、すごく興味をそそられたのですぐに借りに行きました。
感想は・・・「恋」という可愛らしいタイトルとは裏腹に、その内容はワタスにとってすごく衝撃的なものでした。
日本中がテレビ中継に釘付けになっていた浅間山荘事件の裏で、ひっそりと起きた猟奇的殺傷事件。
性に奔放な大学教授夫妻と、そんな彼らに惹かれていく女子大生・布美子の健全とはいえない三角関係の描写は、
作中を通してすごく陰鬱な雰囲気を醸しているのに魅惑的で、どんどんその世界観に引き込まれていきました。
物語はこの事件の犯人である布美子が、死の間際に病床である作家に真相を告白する形で進んで行くのですが、
彼女がどのようにして猟銃の引き金を引き、二人の男を殺傷するという破滅の瞬間を迎えるのか、
読み進める間こんなに早く先が知りたいと逸る気持ちになった小説は初めてでした。
布美子の亡き後、彼女が知り得なかった事実が判明した時は、泣きたくなるような何とも切ない気持になりましたが、
せめて天国にいる彼女が自分の想いが報われた事を知っていますようにと切に願いました(T_T)
Nao☆さんもブログで感想を書かれていたように、もし布美子が学生運動が盛んな環境に身を置いていなければ、
片瀬夫妻にあれほどまでの恋心を抱いてなかったのかも・・と思うと、どんな時代にどんな場所で生き、どんな人と出会うかが
いかに人間の人生を左右するかという事を考えさせられました。
布美子の告白で進む物語は、共感は出来ずとも理解は出来る彼女の心情を見事に表現していて素晴らしかったです。
それはまるで、映画を観ているようなすごくリアルな感覚でした。
それも女性作家だから、というより小池真理子という作家の力量によるものなのでしょうね。
調べてみたら短編小説が得意の作家さんらしいので、彼女の他の作品も読んでみたいです♪
それでは、今週も笑顔で楽しい一週間を~

「恋」を読み終わったワタスの気持ちにピッタリな、寒々とした空がちょっと切ない土曜日の午後でした。
北九州市&福岡市で、無責任な人間の多頭飼育崩壊のせいで新しいおうちを探しているニャンコたちがいます。
ニャンコを迎え入れたいと考えている方、もしくは心当たりのある方はどうぞ下のリンクをご覧くださいm(_ _)m
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by peko_tin
| 2014-02-10 06:00
| 本



